ブロガーやメディア運営者にとって、自コンテンツをフェイスブック拡散したときの「いいね!」の数は気になるものですが、あくまでもそれは指標の一つであり、そればかりにとらわれていると、大きなチャンスを見逃すことにもなりかねません。
■フェイスブックの「いいね!」が多い記事
●お金の絡まない純粋な情報コンテンツが人気
フェイスブックの「いいね!」が集まりやすい記事は、広告ユニット、とくにアフェリエイトユニットのない純粋な情報記事です。
人間の心理として(というか成功できない多くの人の心理として)、「他人が儲けたり上手くいくのを邪魔しようとする心理」があります。
まぁ、実際、その心理が働く人は、何事においても、どうも目的と反れた非効率な動きをするケースが多いので、何をやっても上手くいきませんが、圧倒的多数派はそれです。
かと言って「成功している人に共感し、同調して自分も伸びていったほうが有利」みたいな心理をいちいち説明していては時間がありませんので、そこはあきらめましょう(笑)
良い記事を読んで、良い情報をもらったら、お礼に「ぽちっとクリック」みたいな洒落たことができるのは、ごく一部の人ですからね。
わかりやすく例えれば、「高級な食材を美味しく食べる」ことよりも「格安食材をお得に我慢して食べる」ことのほうに一生懸命な人のほうが多いですよね。
本物になっていく人は前者の思考回路ですが、大多数は後者の思考でとにかく数が多いので、総マーケット規模としては後者が遥かに上回ります。
我々も、生活をしていかなくてはいけないので、後者の考えに沿って活動をしていくことも大切と言えば大切です。長いものには巻かれましょう。
●お涙ちょうだいコンテンツも人気
このほかに、「いいね!」がもらいやすいのは、「いいねをする事で自分がいい人だと思われる記事」です。
いわゆる、お涙ちょうだい系ってやつです。これも古典的手法で、お涙ちょうだいテレビとそのCM枠というコンバージョンは昭和の時代から根強くありますね。繰り返し繰り返し、年に一回24時間ぶっ通しでやる番組もあるほどです。
「○○時間テレビ!愛は広告主を潤す」みたいな番組名だったでしょうか…個人的には、悪質な番組だなぁ、と思いますが(笑)
ちなみに、僕はさすがにこれは面倒くさいので、一切やりません。そして、個人的にも「いい話拡散投稿」に対しては絶対に「いいね!」しません。
嘘臭いですからね。
■フェイスブックの「いいね!」が少ない記事
●そのなかでも閲覧数が高いジャンルがある
大前提として、内容の薄いゴミ記事やパクリ記事に対しては「いいね!」はきません。そして、クリックして閲覧されることもありません。そして、アフィリエイト満載記事も基本的には相手にされません。
ところが、やたら「いいね!」は少ないのに閲覧クリック数と内部のアフィリエイトリンクのクリック率が高く、さらにそこからのコンバージョン率も高い記事コンテンツというのがあります。
そう、勘のいい方なら、もうお気づきですよね。
ずばり、「訳あり・激安・お得品情報」ジャンルの記事コンテンツです。
冒頭でも書いたように、世の中の多数派は「安いもので我慢して得をした気になる思考回路」の人です。
いやいや、高くても良いものを入手して普通より強い満足感があったほうがいいだろ、なんて人は、ごく少数ですからね。
まぁ、どっちが良いでも悪いでもの話でなく、価値観の違いです。
ということで、訳あり・激安・お得品を「これでもか!」と並べ立てた記事は、とにかく閲覧数とコンバージョンに優れています。
でも、そんな記事に「いいね!」をするのはプライドが許さないみたいで、この手の記事には「いいね!」はあまりつきません。
ややこしい(笑)
■訳あり記事の拡散タイミング最適化
●普段は情報記事でリストを集めておき給料日・ボーナース前に一気に拡散
さて、そのような「訳あり記事」を拡散するのはどのようなタイミングでしょう?
もちろん、読者の人たちが、「お金に余裕のある時期」でないと空回りに終わります。
ある程度余裕のある人は、つい忘れがちですが、一般的には「給料日・ボーナス日」以外は、多くの人はカツカツです。
支出と収入の計算をしたら、「別にいつ使っても一緒やん」と思うか知れませんが、そう経済的・合理的に考えられない人が多いから、カツカツの人が主流なんですからね。
ということで、普段は情報記事でフェイスブックページのリストを集めておき、給料日やボーナス前に「訳ありコンテンツ」を一気に拡散するのが最適なタイミング・方法です。
具体的には、毎月20日前後と5月末と11月末ですね。
特に、ボーナスは自由になる金額も多いので、数週間前から「何を買おうかな?」とあれこれ調べる人が多いみたいです。
今回は、フェイスブックを使ったコンバージョンの高いコンテンツとその拡散方法をご紹介しましたが、常に忘れてはいけないことがあります。
それは、「読者に有益な正しい情報を発信する」ことです。
ここを踏み外すと、クズサイト一直線で、読者からも見放され、最後はグーグルボットに飛ばされますからね。ご注意ください。