SEOの知識・リテラシーがないWEBサイト管理者がやりがちな、記事を書けば書くほどGoogleの評価が下がるケースをご紹介します。
何でこんなことを書くのかというと、僕の勤務している会社のホームページがまさにこれだからです。
僕の勤務している会社のホームページは、ホームページ作成会社から「ブログを埋め込んで社員に交替で書かせると検索順位が上がりますよ」と言われているので、社員が輪番制で記事を書いていますが、典型的な「やらないほうがいいブログ」になっています。
■短すぎる記事の量産
今朝、出社すると貼り紙がしてありました。「記事は600字以内に簡潔にまとめてください。短くまとめるのも能力です」
あぁあ、やっちゃった(笑)
お偉いさんが短い文が好きだからなんでしょうが、SEO的には600字とかの短すぎる記事は「低品質コンテンツ」です。
だって、なにかをしっかり説明する(情報網羅性を満たして)のには、1500文字くらいは必要ですからね。
600字程度の低品質コンテンツは、Googleにあまりインデックスすらされませんし、積み重ねると「低品質サイト」の烙印をいただきます。
■キーワードカニバリズム
素人管理者が素人筆者に記事を書かせると、キーワードとして重複するコンテンツが大量生産されます。「◯◯の□□~その①」
「◯◯の□□~その②」
「◯◯の□□~その③」
とかね。
完璧にコンテンツ評価が三分割されてしまいます。そして、どれも検索上位に表示されません。
一つの記事にまとめてください。
■見出しタグがない記事
Googleボットは記事を読む時、タイトル→リード文→見出しと読み取ります。細かい内容を読むのは、これらの評価が高い記事だけです。
Googleボットも毎日凄い数の記事を判定しないといけませんからね。
構成すらない、見出し無し記事は無視されます。
■リンクツリーが作れてない
SEO的に最悪なのは、一つ一つの記事をぽつんと孤立させることです。書くだけ書いて、他の記事とリンクでつないでないと、その記事トルクはとても弱くなります。
記事を書いたら、主要な記事へのリンクを貼る、または主要な記事から個別記事にリンクを貼る、最低限、フッターにリンク集を作る、ということが必要です。
■記事更新をしない
素人管理者の一番やってしまうのがこれです。いくら良い記事でも、経年劣化します。
一年も放置しておけば、ほぼ確実に検索一ページ目から滑落しますね。
記事はいったん書いたら、少なくとも数ヶ月に一回は内容を追記したり、リンクを貼ったり、そもそも日付を更新しないと、あっという間に中古品になってしまいます。
WEBサイトの担当になったら、これらのことを肝に命じてくださいね。
あっ、ちなみに僕は、勤務している会社のホームページに関しては見て見ぬフリです。
仕事を押し付けられたら手間なだけですし、そもそも自分とこのドメインでも、自分が管理しているドメインでもないですからね。
遠くから、生暖かく見守ってます(笑)