ガンダムの名シーンをガンプラ(HGUC)のジオラマでデジタル再現する方法をご紹介します。
もちろん、本格的なジオラマにはかないませんが、せっかく作ったガンプラを一工夫するだけで、自分オリジナルの作品風にして楽しむことができます。実際のジオラマ作製にはかなりの費用と時間と技術が必要になりますが、デジタル処理した「ジオラマ風」写真なら比較的簡単に作ることができます。その具体的なやり方と必要な器材なども解説していきます。
■ガンプラのデジタルジオラマ作製に必要な器材
●ガンプラ+アクションベース+撮影ボックス
こちらが、実際のガンプラデジタルジオラマ作製の環境と器材です。
必要なものは、ガンプラ・アクションベース・撮影ボックスで、撮影はスマホでも問題ありません。また、画像処理にはパソコンを使用しますが、最近のスマホアプリは非常に高性能ですので、パソコンがなくても作製は可能です。
実際に、冒頭のジオラマ写真は「cut+mix」というスマホの無料画像合成アプリを使用しています。
▼おすすめの画像合成アプリ
Cut+Mix Studio 写真をトリミング・合成するアプリ
おすすめのガンプラのサイズは取り回しのよさ・コンパクトさから1/144サイズのHGUCがおすすめです。
ガンプラを保持して固定するのに必要となるのが、こちらのアクションベースと呼ばれるものです。特に、ジャンプ表現や宇宙空間での挙動表現には必要不可欠です。
なお、筆者の場合は画像処理(切り抜き)の効率を考え、撮影ボックスの背景色と同じ黒を使用しています。
おすすめの撮影ボックスは、実際に筆者も使用しているこちらの折りたたみタイプで、USB給電でLED照明が使えるので非常にコンパクトかつ便利です。
ガンダムの名シーンを再現するガンプラデジタルジオラマに必要な器材はこれで全てで、実際の製作工程は以下のようになります。
①ガンプラにポーズをつけて撮影
②画像切抜きアプリで黒背景を削除
③背景に使うフリー画像を入手
④背景画像の上に切り抜き画像を貼り付け
⑤好みの画像フィルターをかけて完成
文字にすると難しそうですが、スマホ一つで簡単にできますのでぜひチャレンジしてください。
■ガンダムの名シーンをガンプラジオラマで再現
それでは、ここからはガンダムの名シーンをガンプラを使ったデジタルジオラマで再現していきます。まだ、撮影を始めて間がないので、写真点数はあまり多くありませんが、今後、随時追加していく予定です。●ガンダム大地に立つの名シーン
まずは、ファーストガンダム第一話「ガンダム大地に立つ」の名シーンを再現していきます。なお、背景にはフリー画像を使用していますので、実際の劇中のシーンとはやや異なりますのであらかじめご了承ください。三機のMS-06FザクⅡがスペースコロニーのサイド7に威力偵察を開始するシーンです。
コロニーのハッチを開けて三機一個小隊のザクⅡが侵入を開始するシーンです。
三機のザクⅡがサイド7に侵入し、街を破壊するシーンです。一個のガンプラを三方向から撮影してそれぞれ貼り付け、三機一個小隊にしています。
一機のザクⅡが連邦の新型モビルスーツを発見、命令を無視して破壊しようと近づきますが、返り討ちにあいます。「こいつ、動くぞ」の名セリフで知られる、ガンダム起動のシーンです。
ザクマシンガンの直撃を跳ね返し、動力パイプを引きちぎる名シーンです。
もう一機のザクⅡもビームサーベルで倒してしまうシーンです。
●大気圏突入までの名シーン
主人公アムロのライバルとなる、ジオン軍のエースパイロット「赤い彗星」ことシャアとの初戦は、ガンダムの圧倒的な性能でしのいでいきます。
「連邦のモビルスーツは化け物か」や「性能の差が戦力の決定的な差ではないことを教えてやる」などの名セリフで知られる名シーンです。
●ランバラル特攻までの名シーン
MS-07Bグフの登場シーンです。「ザクとは違うのだよ、ザクとは」の名セリフがあまりにも有名です。
アムロのいなくなったホワイトベース隊はガンキャノンとガンタンクが死守しますが、ランバラル率いるグフ隊に苦戦をします。
ランバラルとアムロ、グフとガンダムの最後の決着の名シーンです。
●オデッサの激戦までの名シーン
黒い三連星とジオン軍の新型重モビルスーツ・MS-09ドムの登場シーンです。
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