サラリーマンなのに会社員脳から経営者脳にシフトした場合の生き方


サラリーマンをしながらネット起業をし、そこそこ上手くいき、給与所得よりも事業収入が上回ってきた場合、どうしても思考回路は「会社員脳」から「経営者脳」にシフトしますよね。

というか、ネット起業が上手くいくためには経営者脳にならないとダメなんで、ニワトリが先か卵が先かという話ですけどね。

話は逸れましたが、一旦、経営者脳になってしまうと収益効率の良くはない会社員の仕事って、ちょっとしんどくなってきますよね。

だって、モウレツ社員みたいに頑張っても、今の時代の昇給は年一回数千円分ですからね。

しかも、一日あたりじゃなく一月あたりですから。

でも、会社員の立場でいることで受けられる恩恵もたくさんあります。厚生年金とか社会保険とか退職金とか。

だから、ネット起業がちょっと上手くいったからって、会社を辞めるのは僕は推奨していません。

そもそも、ネット事業はグーグル次第で不安定すぎますからね。

頑張ってサラリーマンを続けましょう。

と、そんなことで、ネット起業をした会社員というのは、なかなか生きづらいものですが、どうやって生きて行けばよいのか、自分なりにまとめてみました。

会社に必要とされる二種類の人

滅私奉公のモウレツ社員


会社にとって必要とされる社員には、大きく二種類があります。

まずは、典型的な滅私奉公のモウレツ社員です。

経営者からすれば、大した対価を払わなくても、ひたすら働いてくれ、さらにその人を高いポストにつけておけば、勝手に部下にサービス残業なんかをさせてくれますから、自分の手を汚さずに収益効率を上げてくれます。

まさに二度美味しいタイプですね。

もちろん、重宝しすぎると被雇用者のくせに経営者気取りになってきますから、次のモウレツ社員が育ってきたタイミングで切り捨てます。

その場合、わりと、悲喜こもごもの状況になります。

▼関連記事



いくら良く頑張る馬とは言え、馬をお家に上げるわけにはいきませんからね。

なお、ネット起業してすでに経営者脳のサラリーマンは、このことにすっかり気づいていますので、ただ使われて終わるのが目に見えているモウレツタイプでは生きていけません。

職場を和ます縁の下の力持ち


経営者・会社としては前述のモウレツ社員タイプはありがたい存在ですが、全社員がそうなったら経営は傾いていきます。

そもそも、全員モウレツだったら、ちょっと鬱陶しくて面倒臭いですし(笑)

モウレツ社員タイプの特徴として、労力の少なく評価の高い仕事ばかりやりたがる、というものがあります。

そして、全体のバランスとかでなく「自分が認められること」が最重要となり、ある意味突っ走ってしまうものです。

全社員がそうなったら、地味だけど一番分量の多い普通の日常業務が回らなくなりますよね。

全員モウレツ社員だったら、そりゃもう、地味系仕事の押し付けあいになり、不平不満のるつぼと化した挙げ句、ちゃんとやらない(笑)

そう、会社にとって必要不可欠なもう一つのタイプが、不平不満も言わずコツコツ地味な仕事を過不足なくこなしてくれる社員です。

手柄や評価とかは、それを欲しがる上司や部下に献上し、ただ黙々と日常業務をこなすのです。

全体のバランスを考えて。

まさに、ネット起業をした会社員が目指す生き方・働き方はここですよ。

もちろん、地味な存在なんで昇給・昇進とは無縁ですが、もうそれは必要ないですからね。

そして、会社にとって必要不可欠な社員なので、最後まで(退職金をもらうまで)安定的に会社員の立場でいられます。

おまけに、身の回りの人と競ったりする必要も全くないので、超ストレスフリーなサラリーマンライフが楽しめますよ。

▼おすすめの記事

会社に養ってもらってる潰れたら困ると考えることの愚かさ|複数収入源の確保が大切

▼労働関係人気三部作




会社の仕組みが悪いと怒る若者は自分の能力・努力値が低いだけ


若者に世の中厳しいと説教する中年は自分の努力が足らないだけ

社員のやる気がないと怒る経営者は労働者の思考が把握できてないだけ