衰退する潰れる会社の特徴と前兆【実話】社長や社員の空気・雰囲気は?



衰退して潰れる会社の特徴と前兆を解説するとともに、実際に将来性のない地方中小企業に勤務している経験から、社長(経営者)や社員の空気・雰囲気というものをご紹介します。

これから就職活動に入る学生のみなさん、将来性のない会社に就職してしまうと大変です。

社会人として最初のボタンをかけ違えると、後から元に戻すのは大変です。

まずは、就職してはいけない会社の特徴を勉強しましょう。

※本記事の人気が上がってきて、アクセス数も増えてきましたので、僕が勤務している衰退して潰れそうな会社の「実際にあった話」の記事も、後半に随時追加していきますので、是非あわせてご一読ください。



■衰退する潰れる会社の特徴と前兆

●基本的にはブラック企業の特徴と同じ


衰退する潰れる会社の特徴は、基本的にはブラック企業の特徴と同じです。

今の時代、数々の法令違反を無視してでも、ブラックな雇用形態・就業形態をとっているのは、そもそも経営が苦しいからです。

経営が苦しい会社のなかには、これから伸びていくかもしれないスタートアップベンチャー企業も若干含まれますが、やはりほとんどは傾いている会社です。

それでは、次の項目では典型的な傾いている衰退して潰れる会社の特徴を解説します。

●要職の中途採用枠が年中ある


どの企業にも、要職、つまり会社運営の中心となる職種・部署というのがあります。
物販系の会社なら営業部、生産系の会社なら開発部などですね。

そのような部署の仕事は会社の命運を握っており、社内では花形とされ、他部署より待遇が良いのが普通です。

そして、人気の部署ですので、会社が健全であれば「人員不足」なんてことは絶対にありません。

新入社員も優先的に配属されるはずです。

にも関わらず、そんな要職部署の中途採用募集が出ているということは、その会社は心臓が弱っているにも等しいのです。

花形部署の会社員は転職も有利なので、会社に将来性がないとなるとドンドン転職していきます。

要職部署の中途採用枠が年中ある会社は避けましょう。

ちなみに、僕の勤めている会社も、最重要部署の中途採用を年中募集しています(笑)

●30代の男性社員が極端に少ない


これは、僕の勤めている会社もモロに当てはまります。現在、男性は20人の部署ですが、40歳以上9人、20歳代10人、30歳代1人です(笑)

その30歳代の部下も、今年30歳になり慌てて転職を探しています。

40歳以上の社員は転職も難しいですし、「自分のいるうちは潰れないかも」と楽観的予測をし、20歳代の社員は「30までには転職しないと人生がヤバい」と悲観的です。

これでは未来に繋がりませんよね。30代の男性社員が少なくなるのは、会社が衰退していく際の大きな前兆の一つです。

学生のみなさんは、就職にあたり職場を見学する機会があるかもしれません。「おっさんと若者ばかり」の会社は避けましょう。

●主婦層の女性社員がいない


衰退して潰れる会社の最初の前兆は、30代の男性社員が辞めていくよりも先に、小さな子供のいる主婦層の女性社員が辞めていく(辞めさせられる)ことから始まります。

余裕のない潰れそうな会社は、社員に有給を与えたり、定時で帰らせるわけにはいきません(いずれも法令違反ですが)。

でも、小さな子供がいる主婦層社員は、子供の世話をするために早く帰宅したいし、子供の行事や病気で有給を使わざるをえないことがほとんどです。

潰れそうな会社にとっては、そんな非効率・非生産的な社員は大きな損益になります。

よって、退職強要がはじまり、主婦層の女性社員はドンドン辞めていきます。

実際、僕の勤めている会社でも「妊娠解雇」という裏言葉があり、結婚して妊娠した女性社員は退職強要の末辞めていきました。

お祝い事なのに、泣きながら妊娠報告をしてきた女性部下もたくさんいましたね。

かなり、悲惨です。

特に、これから就職活動をする女子学生のみなさまは、結婚して出産しても仕事を続けられるか、事前に入念に調べることをおすすめします。

●就職活動時に社員から止められる


ここまで来ると、そろそろ赤信号の会社です。健全な会社では、まずあり得ないことですからね。

残念ながら、僕の勤めている会社では、親戚や知り合い経由で就職の問い合わせをしてくるケースも少なくありませんが、みんな止めてます(笑)

●就職面接時に面接官から止められる


ほぼコントですが、僕の勤めている会社はこの状態です。

具体的には、雇用環境が劣悪であることを告げ、それでも入社する覚悟があるかの確認ですね。

どうせ新入社員はドンドン辞めてしまうので、せめてしばらく辞めなさそうな学生を優先的に採用しているのです。

実際、他社の内定がとれず、もう後がない学生は首を縦にふります(振るしかない)。
ちなみに、僕の勤めている会社にも三人の新入社員が入ってきましたが、三人とも中途採用枠で他社を受ける予定みたいです。

●給与・休暇が当社規定によるの一文だけ


これ、僕の勤めている会社はモロにこれです(笑)

だって、事前に公開することなんて絶対にできませんよ。誰も就職活動に来なくなります。

給与・休暇など待遇面が明示されていない会社に就職するのは避けましょう。

●役員名簿に同じ名字が三つある


僕が勤めている会社もまさにこれです。なぜならば、一族会社だからです。

そして、同じ名字が三つあるということは、お爺ちゃん→お父ちゃん→息子、のパターンが多く、「三代目が会社を潰す」の格言通り、三人目の同じ名字の人が会社を潰すことが少なくありません。

■衰退して潰れる会社の社長と社員の空気・雰囲気

●社長・役員がやけに殺気だっている


衰退して潰れる会社の社長や役員は、もう精神的にいっぱいいっぱいです。

人間、貧すれば貪する、の言葉通り、金詰まりを起こしかけの会社経営陣は、社員ですら金勘定でしか見れなくなっています。

社長がやけに殺気だっている、精神的に昂りすぎているなど、ちょっと普通じゃない雰囲気を感じたら、その会社には就職しないほうがよいでしょう。

●社員がだらだらして活気がない


潰れていく会社は、社員の待遇も劣悪です。みんな疲れています。肉体的にも精神的にも。

そして上司はリストラされ、部下はドンドン転職していきます。

そうなってくれと、だんだん考えるのが嫌になってきますよね。

実際、ただ、淡々と一日の業務をこなし、仕事の終わりを待つ、そんな感じです。

目に活気があるわけなどなく、社員たちは「腐ったサバの目」をしています。

社員に活気がないな、と感じたら、その会社には就職しないほうが無難でしょう。

●会社が末期になると三者三様に怒りだす


実際に僕が勤務している会社も末期に近いのですが、そうなってくると何もかもが負の連鎖となり、①経営陣②管理職③一般社員の三つの立場の三者が、衰退の原因を他の立場の人に見つけて、批判や非難の止まらない連鎖が始まり、社内の空気や雰囲気は一気に悪化します。

三者三様の主張の典型例は以下の通りです。

①経営陣→管理職に対して、もっと経営者目線になれと非難する。

②管理職→一般社員に対して、世の中甘くないもっと努力しろと非難する。

③一般社員→経営陣に対して、会社の仕組みや環境が悪いと非難する。

こうなると、会社を建て直すための建設的な意見は出なくなり、三すくみの堂々巡りで会社はさらに衰退していきます。

■衰退して潰れそうな会社の実話集


ここからは、実際に僕が勤務しており、衰退して潰れそうな地方中小企業の内部で実際に起こった実例・実話を記録した記事をご紹介していきます。

なお、会社の法人名、人物の氏名や個人情報が特定されない内容になっていますので、その点はご了承ください。

なお、実際に僕が勤務している会社の現状は以下の通りです。

・法人形態:株式会社
・従業員数:100名
・資本金額:1億円
・年間売上:30億円
・株式比率:買収した一族が占有
・労働組合:なし
・年間休暇:99日
・有給休暇:使用不可
・終身雇用:破綻(55歳で手取り約15万円に減給)

そして、僕のスペックは以下の通りです。
・勤続年数:25年
・社内役職:係長
・給与年収:550万円

それでは、実際に起こった、衰退して潰れそうな会社の出来事を時系列順にご紹介します。それぞれの出来事の詳細につきましては、各リンク先をご参照ください。

①会社が乗っ取られた|管理職10名左遷からの経営者更迭

②左遷された管理職の解雇と女子社員の妊娠退職強要

③会社の将来に不安を覚えて30代男子社員が全員いなくなった

④潰れそうな会社のトレンド?男子社員の寿退社が急増中

⑤女性役員震える声で55歳以上切り捨て報告からの鬱病退職

⑥役職責任そのままで給与カットになった上司がどんどん辞めていく

⑦会社の雇用条件が悪化すると宗教みたいな根性論が横行する

⑧衰退する会社では立場により社員が二極化する現象が起こる

⑨末期になると社員のレベルとモラルが低下|男女関係や社内いじめが続出

⑩役員さんが筆頭株主の娘の友人の饅頭屋の商品を売店に置くのを断り解任された

⑪潰れる会社三代目が会社を潰すという実例を目の前で体験・痛感している最近

■安定した未来を望むなら


いかがでしたでしょうか?

というか、お前なんで落ち着いてんだよ。

とお考えですよね。

それは、会社員以外でやっているブログ・メディア運営の収益があるから、会社が潰れても困らないからです。

実際、今の時代、どんな安定した会社だっていつ潰れてもおかしくありません。

豊かで安定した将来を手に入れるためには、キャッシュポイント(収入源)を複数もつ一択です。

ちなみに、アルバイトとか考えるのは大間違いですよ。人間の時間と労働には限度があるので、たいしたことにはなりません。

会社の給与以外にキャッシュポイントを構築するのならば、権利収入の一択になります。

労働収入と権利収入の決定的な違いを知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

まだ働いて消耗してんの?|労働収入が権利収入に絶対勝てない理論を解説