左利きな私のおすすめ道具グッズ | サウスポーあるある!困ること得することもご紹介

あなたの周りには左利きの人がいますか?それともあなた自身が左利きですか? 変わり者、天才肌、芸術肌、良くも悪くも少し変わった存在として扱われがちな左利き。それは遺伝によって生まれるものなのか、はたまた突然変異なのか、なぜ左利きが存在するのでしょうか。

今回は左利きの筆者がこれらのことを解説しながら、実体験による左利きのあるある、そして左利きにおすすめのグッズなどを紹介していきます。




■気が付けば左利きだった私


こんにちは。突然ですが私は左利きです。 鉛筆を持つのも左、お箸を持つのも左、そしてボールを蹴るのも左足。そう、完全なる左利きなのです。両親曰く、私が幼いころには右利きに矯正しようともしたそうなのですが上手くいかず、結局20数年の人生をずっと左利きとして過ごしています。

あなたの周りには左利きの人はいますか? 手先が器用、天才肌、などのイメージを持たれることの多い左利き。確かに得をすることもありますが、意外と不便だったり周りに気を遣うことも多いんです。今回はそんな左利きあるあるを紹介しつつ、不便な左利きライフを少しでも快適に過ごせるオススメグッズなども紹介していきますのでお見逃しなく!

■左利きって遺伝なの?


ところで、左利きとは遺伝するものなのでしょうか? これについては諸説あるようですが、難しい話は一先ず置いておき、私の身の回りではどのような状況なのかをご紹介していきましょう。 まず、私の両親は共に右利きです。そして妹も右利き。親戚もほぼ右利きなのですが、唯一母方の祖父が左利きでした。もちろん祖父は昭和の人なのでしっかり右利きに矯正されていましたが…。

このこともあってか、我が家では左利きは隔世遺伝するものだ、という風に言われてきました。しかし、これにもきちんとした科学的根拠はないようで…。つまり、親から子へ遺伝する場合もあれば、私のように祖父母から孫へ隔世遺伝することもあると言うことなのです。 ちなみ、左利きがなぜ生まれるのか。先祖からの遺伝によるものである、という説の他にも、突然変異説脳の半球説、種の多様化の一つとされる種の自己防衛説、など様々な説が存在するようですが、どれも確立されているものではないようです。

一卵性の双子でも利き手が異なることもある、なんて言うから驚きですよね。 左利きにはまだまだ沢山の不思議がありそうです。

■左利きあるある | 困ること編

さて、左利きというと天才肌だとか器用だとか、いいイメージを持たれることも多いのですが、当の本人からするといろいろと不便で困ることも多いのが事実。 今回は左利きの人なら「あ~分かる!!」と思わず共感してしまう"不便な左利きあるある"を5つほど紹介していきたいと思います。

・ハサミが使いにくい


これは左利きの人なら誰もが共感する、"左利きあるある"なのではないでしょうか。 世の中に出回っているハサミのほとんどは右利きの人のためのもの。それを左利きの私たちが使おうとすると、当たり前ですが刃の向きが逆なので上手く切ることが出来ません。

じゃあ右手で持てばいいんじゃない、と言う声が聞こえてきそうですが、もちろん右手で持てば切れることは切れます。ですが、利き手ではないので細かい部分や繊細なカーブなどを切るのは至難の技なのです。

そんなこともあって、我が家には昔から母が探して来てくれた左利き用のハサミ(きっと普通のものよりは割高だったはずですが…)が、自宅用と学校用の2つありました。 これ以外にも、刃物系で左利きが困ることは多々あるんですよね。 例えば出刃庖丁。魚を捌くときの必需品です。本来なら出刃庖丁のお陰で簡単に魚が捌けるはずが、私たち左利きは逆に切りにくい…。結局変な向きで使ってみたり、普通の包丁で強行突破してみたりと何かと不便なのです。

そしてもう一つは彫刻刀。これはあまり普段使いするものではありませんが、小学校の授業で使うために左利き用を買ってもらった記憶があります。

・文字を書くと手が汚れる


横書きで文字を書くと手が真っ黒になるのです。まぁこれはこれで、なんだか凄く頑張って勉強した気分にはなれるのですが…笑。

しかし、結局手が汚れるのを避けるように、手首を丸め込むように上から書いてしまうのです。それもあってか、なんか変な書き方するねぇ、とよく言われますし、右利きのみなさんは左利きってなんか凄く書きにくそうに文字を書くなぁ、と思ったことはないでしょうか。それにはこんな理由があった、というわけなんですね。

・隣の人と肘が当たる


ご飯屋さんなどに入ったとき、「あ、私左側行くから右に座って。」そうな風に言われたことはありませんか。 これは左利きの人が地味に気を付けていること。自分が右側に座ると、隣の人とお箸を持つ手が当たってしまうんです。ご飯中に「あ、ごめん…」とならなくていいように、私も必ず気を付けています。

・レードルは右側にも切れ目を入れてほしい


両側に切れ目が入っていてもよさそうなものなのですが、レードルって左側にしか切れ目が入っていないんですよね。 そのため左利きの人が使う場合は、右手で持つか、諦めて切れ目を使わずに左手で持つか、の二択になってしまうのです。ちなみに最近は左利き用レードルなるものが販売されているそうです。

・改札を通るときに手がクロス


これは人に言われて、確かにそうかも、と気づいたこと。 改札の切符を通すところやICカードをタッチするところは右側にありますよね。右利きの人は何気なく切符を持つ手が右手なのでスムーズに改札を通ることが出来るのではないでしょうか。

ところが左利きの場合。その何気なく、が左手なのでおのずと改札を通る時には手をクロスすることになるのです。世の中のものは右利きの人が使いやすいように出来ているものばかりなんだなぁと改めて実感させられる瞬間です…。
 

■左利きあるある | 得すること編

左利きで困ることをたくさん挙げてみましたが、では逆に左利きで得をすることもあるのでしょうか。損をすることの方が多いですが、一応左利きでよかった、と思うこともあるんですよ…!

・スポーツで有利


やはり左利きの醍醐味と言ったらスポーツで有利になることが多いことではないでしょうか。サッカーに野球、テニス、卓球…などなど、左利きが有利になるスポーツは意外と多いものです。 もともとあまり運動神経の良くない私ですが、学生時代に所属していたテニス部では左利きが大いに役立ちました。はじめて左利きでよかったかも、と思えたことだったように思います。

・カッコイイ!というイメージ

左利きというと、変人だ、変わっている、なんてことも言われがちですが、やはり多いのは、なんかカッコイイ!、頭がよさそう!、器用そう!、芸術肌!などといったプラスのイメージ。アインシュタインが左利きだったと言うことを筆頭に、歴史上の偉人たちに左利きが多かったためこの様なイメージがあるのでしょうか。 実際はと言うと、別に頭が良い人もいればそうでない人もいるし、芸術的なセンスがある人もいればそうでない人もいます。何ら右利きの人たちと変わりはありません。ですが褒められて悪い気はしないもの!ですよね(笑)。

・話のネタになる

あれ、左利きだったの?? これ、本当によく言われます。でもそのおかげで話を振ってもらえたり、普段あまり話す機会がない人とのコミュニケーションをとるきっかけにもなったりします。 時には同じ左利き仲間を見つけて仲良くなったり。左利きも悪くないな、そんな風に思える瞬間です。

■左利きにおすすめの道具グッズ

・左利き用 ハサミ

今まで右利き用のハサミで使いづらい思いをしてきた左利きの方にはオススメ! 昔は左利き用のハサミは数も少なく、カラーバリエーションもあまりなかったのですが、今ではいろんな色のものがあり、可愛らしいものも多くあるようです。ぜひ一度チェックしてみてください。

・左利き用 出刃包丁



魚を捌く時に使う出刃庖丁。今まで出刃庖丁の恩恵を受けたことがない左利きにとっては、是非とも一度使ってみたい品です。 特に左利き女性の方、嫁入り道具として揃えるのもアリかもしれませんね!!

・左利き用 レードル

これは右側に切れ目の入っている、左利き用レードル。 これでスープをこぼすことなくお皿に次ぎ分けることができますね。

・子供用 矯正箸 左利き用



これは小さなお子様がお箸の練習に使う矯正箸。 私が子供の頃は右利き用のものしかありませんでしたが、今はきちんと左利き用もあるんですね。小さいうちにきちんとお箸の持ち方を癖づけておかないと大人になってから治すのは大変なので(私の体験談。)、ぜひ練習用にいかがでしょうか。

・左利き用 スマホケース



こんなものまで左利き用があるのかとびっくりな商品。 開き方が普通のものとは逆になっています。しかし、普段から右開きのもので使い慣れているので逆に違和感がありそうな…。 この他にも様々な左利き用グッズが販売されているようです。 とても便利なものから、こんなものまで!?というものまで様々ですが、いろいろと揃えてみるのも面白いのかもしれないですね。