その他、ダチョウ肉の歴史や栄養価等についても詳しくご紹介。ヘルシーなだけでなく、鉄分やカルニチン、ビタミン類などの栄養素も豊富な健康食「ダチョウ肉」。是非一度ご賞味あれ。
ヘルシーだけじゃない!その栄養価にも注目
「ダチョウ」とは?
世界記録を多数保持する、最速の鳥類!
最大!最速!驚異の超大型鳥類
「ダチョウ」とは、ダチョウ目・ダチョウ科・ダチョウ属に属する鳥類の一種です。鳥と言っても飛ぶことはできませんが、鳥類の中では最も早く走ることができ、その最高速度は時速70kmにも及びます。「世界最大の鳥類」としても有名ですが、彼らの産む卵もそれに合わせて巨大なため、「世界最大の卵」を産む鳥とも言えますね。また、最も大きな眼球をもつ生物(陸上生物の中では)だとか…一体いくつの「世界最大」を有しているのでしょうね。彼らの分布域は乱獲により縮小してしまい、現在アフリカの中部と南部にのみ生息しています。
「ダチョウ」の栄養価とその歴史
栄養豊富な赤身肉!ダイエットにも効果的?
低脂肪低カロリーでとてもヘルシーなのに、タンパク質や鉄分、ビタミン、ミネラルを豊富に含むダチョウの肉。脂肪の燃焼を助けるカルニチンを多く含有していることから、ダイエットにも効果的であると今注目されています。ダチョウの身は鶏だから白身…ではなく、なんと全身赤身!そのため食感はまるで牛肉のよう。そしてこの赤身はアミノ酸も多く含んでいるため、その味は非常に美味だと言われています。そんなとても美味しいダチョウですが、意外にも最初に着目されたのはその「肉」ではなく、「羽」だったそうです。
栄養満点で美味な赤身肉!
古代エジプト時代以降においても、このダチョウの羽根は数多の象徴として人々に用いられ続けます。帽子やドレス、扇子等々…かの有名なフランス王妃マリー・アントワネットも、このダチョウの羽があしらわれた装飾品をこよなく愛したと言われています。
「ダチョウ」料理の実食レポート
ダチョウハンバーグとヘルシー串焼き
さてそれでは実際にダチョウの肉を使用した料理を作っていきたいと思います。今回入手したのは100%ダチョウ肉でできたダチョウパティと、味付け済みのカットダチョウ肉です。そう、どちらもすでに”味付け済み”。これは以前購入したラクダの肉と同じ仕様ですね。生の状態で嗅いでみると…うーんちょっとハーブきつめ?美味しそうな匂いではありますが、この香りだけではその味は想像できませんね。癖が無いとは聞きますが、果たして本当なのか…。しかし一見鶏肉には全く見えませんね。噂通りの綺麗な赤身です。
鳥なのに赤身肉!?
まずは初めにカットダチョウ肉を付属の竹串に刺して、串焼きにしてみましょう。スパイスが効いていそうなので、特に味付けは行いません。そのままグリルへと。
ハーブの良い香りが食欲をそそる
続いてダチョウパティをフライパンで焼いていきます。しっかりと味付けされているため余計な物はあまり足しませんが…今回のパティはハンバーガーにせずハンバーグとしてシンプルに味わうため、試しに牛脂で焼き上げていきましょう。味にコクが出てさらに美味しくなるはず!パティ自体が薄いため、蓋をせずとも表をカリッと焼けばちゃんと中まで火は通ります。
ギュギュっと肉肉しいハンバーグへ
案の定、パティ自体から油はほとんど出ず…さすがヘルシーミート。表面がこんがり色付けばもう十分でしょう。約10分ほどしかかかりませんでした。別にダチョウ肉に限ったことではありませんが、ダチョウ肉は特に!焼きすぎると固くなってしまうので注意しましょう。
ハンバーグというよりステーキ!?
お皿に盛り付けるとこんな感じ。ややペッタンこですが、ハンバーグステーキといった感じで実に美味しそうですね。添えているのは温野菜(ニンジン&ブロッコリー)。ただ温めるだけでも甘みが出て美味しいですが、仕上げにバターと絡めても良いですね。ハンバーグ用に一応ステーキソースも準備しましたが…味がしっかりと付いているため、恐らく使わないでしょうね。
さてここからラストスパート。いい具合に焼き上がった串焼きをお皿に移したら、ハンバーグを焼いたフライパンで残りの添え物(ベーコン&目玉焼き)を仕上げていきます。これにて「ダチョウハンバーグステーキ」と「ダチョウの串焼き」の完成です。
気になるそのお味は?
癖が無くジューシー、食感も素晴らしい!
チキンナゲットの食感に似ている
続いてはハンバーグ…やや油が少なくあっさりとしながらも、旨みが凝縮されていてとても美味です。歯応えはどことなくチキンナゲットを連想させますね。身がぎゅっと詰まっており、味付けのハーブ達もいい味を出しています。こうして食べてみると、「そうか、一応鶏肉だった」と感じます。牛肉のような串焼きもチキンナゲットのようなハンバーグも、それぞれ異なる美味しさがありとても楽しい食事となりました。皆様も是非一度ご賞味あれ!
The Meat Guy
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