まだクラウドライターで消耗してるの?メディア運営者・執筆者それぞれの立場で無駄な努力を解説


ネットのWEBメディアは現状として隆盛の一途ですが、それを底辺で支えているのがクラウドソーシングの登録ライターと言われています。

しかし、はっきり言って、クラウドライターを雇うのも、クラウドライターになるのも、どちらも経費と時間の無駄です。

メディア運営者・執筆ライターの実情を知る、クラウドライター出身・大手企業メディアエースライター経由・100万PVプロブロガーの筆者が、これらについて解説します。

■クラウドライターになるならブロガーになれ

●しょせんライターの努力は消耗品


クラウドソーシングに登録して、シコシコトと小銭を稼いでいるクラウドライターのみなさん、あなた方のことをメディア運営者はなんて呼んでるか知ってますか?

「使い捨て100円ライター」です。

クラウドソーシングに転がっているライティング案件の単価は、0.3円/文字ですよね。

そして、最低文字数案件は、商品・施設の口コミ(ステマ記事)300文字です。ちょうど、一案件で100円ですよね。

使ってもいない商品、行ってもいない施設の口コミを書いて100円ゲット…お手軽ですし、法律違反でもありませんが、それは社会悪です。

やめましょう。

●100円ライターの次はコピペライター


そして、100円案件になれてきたら、3000文字案件=約1000円の案件に進むのがクラウドライターのパターンですが、3000文字の記事をほぼ素人のクラウドライターの方々がどうやって作成しています?

そう、ネットで調べて検索上位記事からのつぎはぎコピペ・リライトですよね。

僕の運営するメインサイト・独自サイトはビッグワードの検索上位を獲っているので、クラウドライターの皆さんからパクられまくってます。

他人の経験からくる貴重な知識財産を盗んでお小遣い稼ぎですか?

やめてください。

と言うか、素人のみなさんに負けないからこちらもプロでやっていけるので、別にどうでもいいですけどね。

少なくとも、コピペリライトをしているうちは、絶対に文章力なんて伸びませんよ。

そもそも、そんなのライターでもなんでもなくて、ただの万引きです(笑)

●プロライターは得なのか?


底辺のクラウドライターから出発した人でも、オリジナル記事を書ける「本物」は遅かれ早かれ大手メディアから着目され、プロライターへの道が開けるでしょう。

そうなってくると、文字単価も3円を超え、3000文字記事一つで一万円が相場になってきます。もちろん、オリジナル記事なので、コピペ記事と違って作成に時間がかかりますので、量産はできません。

僕も、半年ほど大手企業の専属プロライターをしていましたが、月に20万円程度稼ぐのが関の山でした。時間は膨大にとられるので、時給単価としてはよくありません。

そして、コンスタントにそれだけの案件を発注できる体力のあるWEBメディアも、現状としてはほとんど存在していません。

けっこう、収入が不安定です。

ですので、WEBプロライターは、決してお得な職業とは言えないでしょう。

●どうせ文字を書くなら資産として蓄積を


書いた記事が収益性の高いビッグワードで検索上位に達した場合、その記事は一日千円ほど稼いでくれます。毎日、毎日、何もしなくてもです。

でも、その記事がライターとして納品したものであれば、自分には一円も入ってきません。当たり前ですよね。

だったら、自分でブログメディアを開設して、自分自身の収益になる記事を書くブロガーになりませんか?

ライターの努力は、どこまでいっても所詮は使い捨ての労働収入です。ブロガーになって権利収入の資産として文字を蓄積していくほうが、遥かに有利です。

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■メディア運営におけるクラウドライター使用のリスク

●パンダに捕まるだけでなくリアルに訴えられるかも


個人プロブロガーでもないかぎり、メディア運営のコンテンツ作成はライターへの発注になりますが、一番安価なのはクライドライターです。

でも、それ大丈夫ですか?

彼らの大部分は、ネット情報をパクってリライト(素人リライト)しているだけですよ。

そんなものを、そのまま公開した日には、コピペコンテンツを監視するパンダアルゴリズムに補足され、補足されたコンテンツが一定の比率を超えると、記事単体だけでなくサイトドメインごと圏外に吹き飛ばされ「お空の星」になってしまいます。

これって悪夢ですよね。

ちなみに、コピペ記事を書かない優良クラウドライターも、同一キーワードで複数の納品をしています。

悪意のない重複コンテンツ作成ですが、これもバッチリとパンダに捕まります。そして、競合メディアとかぶった場合には、もはや著作権侵害で訴えられるレベルです。

そもそも、同一ライターが書いているので著作者は同じですが、クラウドコンテンツは著作権ごと買い取りますので、やっぱり著作権侵害になってしまうんですよね。

これを避けるためには、他のメディアには出稿しない専属ライターを雇うか、パンダアルゴリズムをかわせて著作権侵害にもならないほどのセルフリライトができるプロライターを雇うしかありません。

●プロライターの見分け方


お金をかけてでも、良質なコンテンツを蓄積していきたいWEBメディアにとって、唯一の選択肢はプロライターを雇うことですが、どうやってプロかアマか見分けたらよいかご存知ですか?

テストライティングです。

題材としてはミドルクラスのキーワードで3種類の3000文字コンテンツを執筆してもらいます。

そして、それらをコピペチェックツールにかけ、3つともクリアしたら、それはプロの仕事です。このレベルのライターなら、パンダアルゴリズムにも補足されない記事を量産できます。

特に、同一ジャンルで複数サイトを並行運営している場合などには、非常に有利です。

と言っても、このレベルのライターの多くは、SEOに関して熟知しているということなので、さっさと自らがメディア運営者になってしまうため、見つけるのは至難の業であり、見つかったとしても、継続雇用には「PVに対する成果報酬」が必要になってきます。

なかなかお高いです。

ちなみに、僕もセルフリライトの技術と、パンダアルゴリズムをかわす法則は知っていますので、同一キーワードを三つのドメインで検索上位トリプル占拠することが可能です。

●メディア運営者にもライティングスキルは必須


結論を言えば、メディア運営者は、プロライターを越えるレベルのライティングスキル+SEO技術を持ってなければいけません。

パンダアルゴリズムだけでなく、ペンギンアルゴリズムや2017年新登場のフレッドアルゴリズムなど、コンテンツを検索上位に到達させるためには、まるでパズルを解くような知能が必要です。

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