サイトのPVを増やす方法|検索エンジンボットの移動と評価の特性

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PVを増やすためにはグーグル検索エンジンの中枢人工知能=グーグルボットの移動方法や検索順位評価の特性を知る


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インターネット社会の中心に、絶対的な存在として君臨するグーグル検索エンジンは、誰も太刀打ちできない力から「WEBの神」とも呼ばれています。

多種多様なSNSや情報ツールが氾濫する現在も、グーグル検索エンジンの評価なしにはネットフィールドで生きていくことは不可能です。

■サイトのPVを増やす絶対条件

●グーグル検索エンジン経由の流入を確保する

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個人規模のサイトは別として100万PV/月を越えるような業務・収益サイトの流入のほとんどは検索流入であり、FacebookやTwitterなどのSNS経由の流入は数%、多くても10%程度です。

また、検索エンジン二位のシェアを持つヤフー検索エンジンも中身はグーグル検索エンジンと同じで、第三位のBing検索エンジンは数%のシェアしかありません。

つまり、読者の方々が運営するサイトやブログのPVを増やすためには、グーグル検索エンジンに評価されて検索上位に表示されなければいけないのです。

■検索順位はどうやって決まるか

●グーグル検索エンジンの人工知能=グーグルボット(クローラー)が決定している

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ではグーグル検索エンジンにおいて、誰がどうやって検索順位をきめているのでしょう?

世界には膨大な数のサイトと天文学的な量のコンテンツがあり、まさか、それを人力で比較して順位決定をするのは不可能です。

グーグル検索エンジンには人工知能とでも言うべき検索順位決定マシンのグーグルボット(またはクローラーとも呼ばれる)が存在し、そのロボットが24時間365日ネットフィールドを巡回し、全てのコンテンツを読み取り、比較して順位決定を行っています。

■グーグルボットの移動経路と評価

●リンクを通ってコンテンツからコンテンツへ移動する

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およそインターネット上に存在するサイトやコンテンツは全くどこからもリンクが繋がっていないということはありません。

グーグルボットはインターネット上に脳神経のように張り巡らされたリンクを辿って移動します。

Aサイト→Bサイトという方向でリンクが貼られている場合、Aを発リンク、Bを被リンクと言います。

多くの被リンクを受けたサイトやコンテンツはグーグルボットの巡回頻度が高くなり、評価を受けるチャンスも多くなります。

また、低質なサイトへ発リンクをした場合、グーグルボットは発リンク側も低質な同類サイトとして認識しますので注意が必要です。

かつては低質なサイトからの被リンクも低評価の要因となりましたが、競合サイトへアダルトサイトなどからリンクを大量に貼るブラック手法が横行したため、現在は被リンクによる低評価アルゴリズムは撤廃されています。

つまり、運営するサイトやブログの検索順位を上げ、PVを増やすためには、多くの良質な被リンクを受けなくてはいけませんが、それは、読んだ人が紹介リンクを貼りたくなるような「高品質な内容」でコンテンツを作る必要があります。。

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また、以前は大量の無料ブログを立ち上げ、一斉に発リンクするというブラック手法も横行しましたが、現在はそのようなスパム行為を監視するペンギンと呼ばれるグーグルボットがアップデートされており、ペナルティーと判断されたコンテンツは検索圏外に飛ばされます。

もちろん、自分の運営する他サイトからの被リンクは現在でも有効ですが、発リンクするサイトも良質コンテンツが豊富な優良サイトであることが絶対条件です。

■グーグルボットがコンテンツを読む特性

●タイトルと先頭部分と見出しから読み取るが最後は全て読む

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グーグルボットはコンテンツを初めて訪れて読む(ファーストインデックス)の時は、タイトル、先頭部分(200文字ほど)、見出しだけを呼んで判定します。

ネットフィールドには玉石入り混じった膨大なコンテンツが毎日新しく作られています。ロボットといえども全てを読み込む時間はありません。

そして、ファーストインデックスでだいたいの評価をしたのち、評価の高いコンテンツについては何度も訪れて、じっくりと全てを読んで、さらに評価するか否かを決定します。

つまり、サイトのPVを増やすためには、読者の興味をひくタイトルをつけ、先頭部分に要約分をつけ(META文と言います)、メインキーワードに関連性の高い見出しで全体を構成していく必要があります。

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最近まで、このタイトル・先頭部分・見出しのみオリジナルで作り、本文は他のコンテンツからコピペまたはリライトしてコンテンツを大量生産するブラック手法が横行していましたが、直近のグーグル検索エンジンアップデートで、コピペをチェックするパンダと呼ばれるグーグルボットが強化されましたので、全てをオリジナルで書かなければ評価は得られません。

■やってはいけない行為

●著作権侵害は圏外に飛ばされる

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コンテンツのテキストのコピペ・リライト以外にもやってはいけない行為があります。

それは、画像や動画の無断使用です。

現在、グーグルボットは正直なところ、画像や動画のオリジナルを識別するのは苦手な領域ですが、そう遠くない将来、画像や動画の無断使用を識別する新型ロボットが開発されるでしょう。

また、この弱点をおぎなうため、グーグルでは盗用に対する通報システムがあり、これはグーグルが人の目で判断して対処しています(ペンギンやパンダの自動ペナルティーに対して手動ペナルティーと言います)。

この手動ペナルティーは非常に重く、コンテンツ単体どころかサイトごと検索圏外に飛ばされる場合もあります。

最近も、某大手ITメディアの10サイト全てが検索対象から除外される重ペナルティーがあったばかりです。

画像や動画は、転用や共有が許可されたものだけを使うようにしましょう。

※当ブログは、画像は再利用許可サイトのピクサベイとウィキペディア、動画は共有許可のユーチューブのものを使用しています。

■コンテンツ イズ キング

●良質なオリジナルコンテンツのみが生き残る

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様々なブラック手法が生まれては消えていきますが、グーグルボットやグーグルの人は常に悪質なコンテンツをはじこうと見張っています。

ブラック手法コンテンツは、必ずどこかのタイミングでペナルティーを受けて消されます。

コンテンツ イズ キング=良質なオリジナルコンテンツをコツコツ作り続けることだけが、サイトやブログのPVを増やす唯一の手段です。