年齢・性別・年収別にネット検索利用者の特性を理解しブログ収益の最適化を図る
ブログ運営で大切なことは、いかに収益性の高いターゲット階層に対して有益なコンテンツを作成していくかです。
見かけのPVに惑わされ、購買能力の低い低年齢層や低所得層の好む検索ワードコンテンツを作成していると、収益が上がらないばかりでなく、収益が低下するリスクもあります。
もちろん、収益性の高い高年齢・高所得層(≒高学歴層または高知識層)はITリテラシーも高いため、検索から購買に結びつけるためには、コンテンツのクオリティが絶対条件です。
■18歳以下・中高生コンテンツのリスク
●アドセンスアカウント停止例も
ブログ運営において、もっとも避けなくてはいけないのが、中高生が好んで検索するキーワードコンテンツを作成することです。
彼らには、基本的にネット購買能力がありませんので、どれだけあなたのサイトを訪れてくれても、単なるサーバー負荷です。
それだけならまだしも、彼らは無駄にアドセンス広告をクリックします(もちろん購買は発生しません)。
彼らの悪意なき迷惑クリックを受け続けると、アドセンスのクリック単価が下がるばかりか、最悪はアカウントの停止処分を受けた事例もあります。
個人的には、スマホ18禁にするなど、カード決済能力がつく年齢になるまではスマホを規制してほしいくらいですが、それは無理なので…
ガキのキーワードは避ける
ことが大切です。
ちなみに、ゲーム系サイトの収益が全ジャンル中最低なのは、これに起因しています。
ただし、高偏差値の中高生は将来的に大きな収益源になるため、採算度外視で知識系コンテンツを作成し、将来のブログメディアの肥やしにするという考え方も重要です。
■20代前半はお得意様
●ただし低所得層キーワードを避ける
社会人になってから結婚するまでの若者は、自由になるお金が多いので、ブログ運営にとってトップクラスの収益源です。
また、ITリテラシーが低く、広告ユニットをよく踏み、あまり考えずに購入するのでコンテンツのクオリティが高くなくても問題ありません。
ただし、企業サイトのターゲット階層でもあるので、この階層の好むキーワードは、基本的に熾烈な競合となっています。
なお、この年齢層にもすでに負け組就職をして、購買能力の低い階層がいますので、低所得層の好むキーワードをさけることが、運営サイトの収益性を保つためには大切です。
安近短のキーワードは避ける
このことを徹底して習慣化しましょう。
■20代後半~40代まで
●既婚か未婚かで両極端
ミドルエイジの年齢層は多様性がありますが、まずは既婚か未婚かで判断します。
基本的に既婚者は、もっとも経済的に苦しい時期なのでネット購買能力は高くありません。
また、ネット購入は格安品・激安品の生活用品が主体になってきます。このあたりのキーワードは、大手通販サイトや量販店サイトが強く、ブログメディアがもっとも苦手とするところです。
無理に競合しようと格安激安コンテンツを作っていると、運営サイトの品格が下がるのでやめましょう。
逆に未婚のミドルエイジはかなりの高収益階層です。
特に、結婚を焦る女性は、驚くほど自分磨きにお金をかけますので、全階層のなかでも最高のターゲット階層で、業界では「H1階層」という隠語で呼ばれ、企業サイトの最大ターゲットです。
ITリテラシーも低いので、表現は悪いですが、いわゆる「簡単に釣れるカモ」と言えるでしょう。
ただし、H1階層狙いのコンテンツを量産していると「金儲けサイト」とグーグルボットに認識され、フレッドアルゴリズムの制裁対象になります。
適度に既婚者むけや男性むけコンテンツも作っていきましょう。
急がば回れ
この精神が大切です。
■40代~50代
●勝ち組コンテンツに絞り負け組は無視
この年齢層は経済的に大きく格差が開いてきます。ブログメディアにとってのターゲットは、社会実績を勝ち取り豊かになった10%ほどの勝ち組で、俗に「H2階層」と呼ばれています。
H2階層は興味のある範囲が高級品に偏り、さらにITリテラシーも非常に高いため、結局は自分自身がブログ運営を成功させてH2階層になり、彼らの思考回路を身につけることが大切です。
残りは、無駄に人生の時間を浪費した負け組です。こちらは、ネット購買能力が著しく劣るだけでなく、そもそもスマホを持つ余力さえないケースもあります。
スマホを持っていたとしても、負け組特有の「人が儲けるのが嫌い」という僻み根性満載なので、広告・商品ユニットをクリックしませんので、ブログメディアにとっては単なるサーバー負荷です。
また、彼らは負けるべくして負け組になっているので、将来性はありません。中高生以上にスルーしたい階層です。
自分自身が貧乏人にならない
これが重要です。読者の皆様は自己研鑽と蓄積努力を怠らず、この年代までにH2階層になるようにしてくださいね。
■60代以降
●開拓の余地が一番大きい
この年齢層は、まだネット化が追いついていませんが、現在のH2層が10年後にはここにスライドします。
勝ち組は年を重ねるほど経済的裕福さを増していきますし、今後、健康や趣味にたくさんの資金を使うと推測されています。
10年後はこの世代・所得階層が「新H1階層」になっているでしょう。