かつての豊かさを日々失っていくこの国の、ある意味崩壊の最前線=地方経済・地方中小企業に身を置いていると、これまで日本社会の既存概念だった様々なことが崩壊しているな、と痛感します。
かつては、終身雇用制と年功序列の会社が当たり前だったのですが…
昨今は、若年・高年使い捨て、能力給という名の自己犠牲競争がスタンダードになってきています。
若い世代は、少しでも条件の良い転職を常に探し…
老いた世代は、不満を抱えながら会社にしがみつき…
会社に貢献している人は、僅かな昇給と引き換えにそれ以上の休みや時間を失い…
結果、どんどん会社の地力は削られていく、という負のスパイラルに満ちています。
貧すれば貪する…
と言われるように、根元は日本の経済力の低下にあるんでしょうね。
国内でも数少ない豊かな場所であるネットフィールドも…
その成長はテレビや紙媒体からシェアを奪いつつある過程なだけで、この国のリソース総量が増加しているわけでもないので…
やがて、枯渇するでしょう。
この国の国力が回復する、根本的な変化が起きないかぎり、ジリジリと豊かさは削られ続けるわけで…
しばらくは、みんな生存競争のようなサバイバルに突入ですね。
右肩上がりで、豊かさが膨らんで、希望に溢れていた昭和の時代が懐かしく感じます。