最近は夏バテ防止にしょっちゅう「夏野菜と牛肉の蒸し焼き」を食べています。
夏に食べる夏野菜は、ハウスものと違い十二分な直射日光を浴びていますので、含まれるビタミン・ミネラルもフルマックスです。
夏野菜の代表格であるウリ科やナス科の栄養素のなかでも特筆すべきは、カリウムの豊富さです。
また、赤身牛肉は亜鉛やマグネシウムといった夏バテに最適なミネラルを含んでいます。
そんな、夏バテ防止に効果的な夏野菜&牛肉料理の具体的レシピをご紹介するとともに、通販で格安入手できる赤身牛肉をご紹介します。
■夏野菜が夏バテに効果的な理由
●活動に重要なカリウムを多く含んでいる
人間の身体を動かしているのは筋肉です。筋肉には表面的に見える骨格筋(横紋筋)以外に、心臓を構成する心筋、内臓や血管を構成する平滑筋があり、いずれも随意または不随意に筋繊維収縮をして生命活動を支えています。
この筋繊維収縮のエネルギー源となるのがATP(アデノシン三リン酸)がADP(アデノシン二リン酸)になるときの分解エネルギーです。
そして、ADPは再びリン分子を合成しATPになりますが、このATP↔️ADP間の生化学反応に不可欠なのがナトリウムとカリウムで、それぞれナトリウムポンプ・カリウムポンプと呼ばれています。
夏の発汗などでミネラル分が流出し、筋繊維収縮能力が落ちた状態が夏バテ、急性のものが熱中症です。
ナトリウムは食塩(塩分ナトリウム)から摂取し、カリウムは食物から摂取しますが、「夏バテや熱中症予防には塩分摂取を」という情報ばかりクローズアップされます。しかし厳密には、ナトリウムだけでなくカリウムもきっちり摂取するのが正しい対処法です。
カリウムが多く含まれる夏野菜をしっかり食べたいですね。
■赤身牛肉が夏バテに効果的な理由
●タンパク質と亜鉛・マグネシウムを多く含んでいる
夏バテには夏野菜だけでは足りません。骨格筋・心筋・内臓血管筋のもとになるタンパク質もしっかり摂取しなくはいけません。
もっともおすすめなタンパク質食品は、赤身牛肉です。
高タンパク質低カロリーなので、ダイエットを気にする女性にも最適ですし、赤身部分にはホルモン分泌や代謝に深く関わる亜鉛・マグネシウムが多く含まれています。
夏野菜+赤身牛肉、これが夏を乗り切るスーパーフードです。
■具体的な夏野菜と赤身牛肉料理の作り方
●素材を活かした蒸し焼きポン酢がおすすめ
夏野菜と赤身牛肉料理でおすすめなのが、素材の味をそのまま楽しめる「蒸し焼きポン酢」です。
今回は、格安の赤身神戸牛切り落とし、ナス・ピーマン・オクラを中心に作ってみました。
まずは、赤身牛肉を軽く下焼きします。
下焼きした赤身牛肉は別の場所に置いておきます。
下焼きに使ったフライパンの上に、一番火の通りにくい玉ねぎを敷きます。
次にナスを敷きますが、皮を下にし、上から落ちてくる肉の旨味を吸い込ませるのがポイントです。
残りの野菜を敷き…
先ほどの下焼きした赤身牛肉を蓋をするように並べます。隙間がないようにすることがコツです。
その後、弱火でじっくりと蒸し焼きにし、ほぼ火が通ったらオクラを並べて、再び軽く蒸して出来上がりです。
さっぱりとポン酢でいただくと、素材の風味が楽しめて最高でした。
■おすすめの格安赤身牛肉
今回使ったのがこちらの神戸牛赤身牛肉です。国産和牛で赤身は「くず肉」に分類されるため、神戸牛とは思えないような価格で購入可能です。
もちろん、肉の旨味はなんのかわりもありませんし、切り落としと言ってもすき焼き肉なみの大きさです。
こちらもおすすめの赤身牛肉です。切り落としですが、すき焼き肉なみの大きさなのは同様です。
こちらが、大麦牛と夏野菜の炒めものです。蒸し焼きを作るのが面倒だな、という方におすすめですよ。